冬ボーナスと時計
TwitterのTLに流れる「ボーナス」又は「賞与」という文字。昨日は(一般的に)冬の賞与が支給される日であった。
令和初の賞与支給日
大手企業は平均96万程度、国家公務員では平均69万程度の支給の一方で、ボーナスのボの字もないような中小企業も存在する。
ボーナスが支給される人間にとっては賞与支給額イキりをする日であり、一方支給されない人間にとってはヤフコメで情けない妬み・嫉妬長文を披露する日である。もはや夏・冬のボーナスシーズンの風物詩みたいなものだと思う。
TAG Heuer
私の父は典型的な昭和脳であるため、「最初のボーナスはちょっといい時計を買え」というような人間であった。
1年前、前職では現業であるが大手の電鉄会社で働いていたため、賞与はまあ貰えた。ただ夏のボーナス分は4月入社で教習・見習いを経てようやく独り立ちしたくらいのピチピチの新入社員であったため少ししか貰えなかったため、実際にボーナスと呼べる額を頂いたのは冬が初めてだ。
丁度その頃、心を病んだ先輩の代わりと省人化の煽りを受けたお陰で、連日の居残り・休日出勤でほぼ休みなく働いていた時期であった。
また一人暮らしで金も全然貯まらず、いつも手元に残るのは数万円。その残った数万はすべて貯金に回した。
溜まる労働ストレス・満たされない物欲
そのような状態の中で、ふらっと諭吉が大勢自分のUFJの口座に入ってきたのだ。
で、気づいたら""TAG HEUER FORMULA 1 CALIBRE 7""が腕に嵌っていた。
「最初のボーナスはちょっといい時計を買え」
1958年製昭和道楽オヤジの言葉通りのことを気づいたら実行したのであった。
私も多分昭和脳の道楽人間なのかもしれません。
Daniel Wellington
「高い時計買うお金を私のために使ってほしかった」
タグホイヤーを買った直後に言われた言葉である。
カップルというものはお揃い又はペア〇〇を身に付けたがる。
実際に街や電車で観察してみると、指輪・時計・スマホケース・・・ 一つは何かしらのペア・お揃いの小物を身に着けており、その中でもダニエル・ウェリントンのペァウォッチというものは若いカップルの間では定番でよく見るお揃いアイテムだ。そんな私達も前々からペアの時計が欲しいと考えていたが、なかなか実現することはなかった。単純に私に買ってあげれる財力がないからだ。
そして、初めての冬ボーナスが支給され私の口座に諭吉が舞い込んできた。私の手に嵌っていたのはダニエル・ウェリントン・・・ではなく先程書いたタグホイヤー。
「よりによって同じ時計・・・」
大きな失態を犯してしまったと初めて気づいたのは、この言葉をかけられたときだった。
クリスマスにダニエル・ウェリントンのペアウォッチをプレゼントした。正規店で5万円ほど。当然、ボーナスで支払った。
社会人1年目の冬のボーナス、私はなんとタグホイヤー+ダニエル・ウェリントン×2本の計3本の時計を購入したのであった。
私は冬のボーナスで3本の時計を手に入れただけではなく、異性と交際していく難しさも学んだ。今後も、この時期になるとこの経験を思い出すであろうし、現に思い出したからこの記事を書いたのだ。
ちなみに、今年はまだ冬のボーナス出てません。
俺、知床鈴説
ハイスクール・フリート(以下はいふり)というアニメがある。
2016年の4月から6月にかけ放送され、
飛行機が存在しない世界で、日本の低地の大半が海中に沈んだパラレルワールドを舞台に、海を守る職業であるブルーマーメイドになることを目指し、その養成に入学した女子生徒たちの姿を描く(Wikipediaより引用)
という内容の作品であるが、私も今年の初夏にこの作品を初めて視聴し、すっかりとはいふりの虜になってしまった。
そのはいふりに、今回の記事タイトルにもある知床 鈴というキャラクターが登場する。
大変可愛らしく、私が一番好きなはいふりキャラである。
しかし、本日ニコニコ動画にて114514回目のはいふり第一話「初航海でピンチ!」を視聴したところ、思いもよらない事実が判明した。
それが「俺、知床鈴説」である。
「お前みたいなキモスがリンちゃんなわけないだろ!いい加減にしろ!」というお叱りを受けるのは目に見えているが、最後まで是非お付き合い頂きたい。
また、はいふりビギナーであるため間違いや勘違いなど多々あると思うが、そこはご容赦願いたい。
根拠1 超心配性
彼女の性格の特徴は常におどおどとしており、超心配性であるところだ。また作中では多くのシーンで涙を浮かべてる。私もマイナス思考で超心配性な上、怯えて自信がない為か落ち着きが無く、また幼少の時から簡単に泣いてしまうような人間である。
ちなみに数日前、母にきつく叱られ二十歳を過ぎているにもかかわらず泣いてしまったことを、ここで告白させていただく。
根拠2 真面目系クズ
はいふり5話「武蔵でピンチ!」にて彼女が心理テストを受けたところ、「真面目系クズ」という結果が出てしまった。私はいかにも教室の隅っこ1人でいそうな見た目(地下アイドル談)ではあるが、「就活」と称し地下アイドルに会いくための交通費をせびったり、学生時代にはアニメ系ライブに行くために「就活」として公欠届をだしたりと、クズそのものである。しかしあくまで彼女の場合は心理テストのため、本当に真面目系クズなのかは疑問に思うところがある。
根拠3 逃げの人生
根拠2での心理テストの結果にショックを受けた彼女は次のようなセリフを発した。
当たってると思う…だって私逃げてばっかりの逃げ逃げ人生だし…
(はいふり5話「武蔵でピンチ!」より)
この発言の通り、彼女は幼い頃から怖がりの為か逃げてばかりの人生である。私も怖いものからとにかく逃げてきた人生であり、また現在進行形で「就活」というものから逃げている。
根拠4 薬の持ち歩き
彼女は根拠1のような性格のためストレスがたまりやすいのか、胃痛に悩まされ、常に胃薬を持ち歩いている。胃痛ではないが、私もストレスからくる過敏性腸症候群のため薬を持ち歩いている。ちなみに私が持ち歩いてる薬は小林製薬の「ガスピタン」である。
根拠5 得意科目
彼女の得意科目は生物と美術である。私は上手いとは言えないが幼い頃からよく絵を描いたため、小中高と美術系科目は最高評価以外頂いたことはないだけではなく、片手で数えられる程度ではあるが作品展において入賞したこともある。また生物は、理系科目で私が唯一人並みに出来る科目でもある。
根拠6 アナグラム
「知床鈴」、そして彼女の幼馴染であり同じくはいふりの登場人物である「内田まゆみ」を英語表記とすると以下のようになる。
- SIRETOKO RIN
- UCHIDA MAYUMI
そして、これらの中のK・O・I・N・D・U・M・Iを並び替えると以下のようになる。
M I D O U K I N
たまげたなぁ…MIDOUKIN(みどうきん)という私の少し前のツイネーム、またははてなブログのプロフィール名が完成するではないか。
結論
上記の根拠から私は知床鈴であり、ブルマー(ブルーマーメイド、海の治安を守る女性の職業)になることを目指し日々奮闘している。
Q.E.D. 証明終了
LOOK KG396 街乗り仕様を組んだ&後日談
7月はじめ、某フリマアプリでめちゃくちゃボロい半分ジャンクのLOOKマジモントラックレーサー・KG396のフレームが売られていたので「街乗りできたら面白いんじゃね?」という思いつきで衝動買い。
そして、パーツをちまちま集めて組んだのがこちら。
パーツ構成
大まかではあるがKG396街乗り仕様のパーツ構成を載せようと思う。
- フレーム…LOOK KG396(専用エルゴステム+専用シートポスト)
- ハンドル…NITTO B123 Cr-Mo (NJS)
- サドル…Fi’zi:k ARIONE
- リム…ARAYA RED (NJS)
- フロントハブ…サンツアー Sprint (NJS)
- リアハブ…サンシン Professional (NJS)
- タイヤ…Vittoria strada 21c
- クランク…スギノ75 165mm (NJS)
- チェーンリング…FC-7600 DURA ACE 44T 厚歯 (NJS)
- BB…Hatta R9400(NJS)
- コグ…SS-7600 DURA ACE 16T 厚歯 (NJS)
- チェーン…IZUMI BICYCLE CHAIN
- ブレーキレバー…ダイアコンペ MX-122
- ブレーキ…FOURIERS BR-DX005
- ブレーキアダプタ…小倉自転車 Vブレーキマウント
- ペダル…三ヶ島 STREAM
- ストラップ…三ヶ島Fit-α Sports (NJS)
- トゥークリップ…三ヶ島 (NJS)
上記のように7~8割NJS部品で組んであります。
街乗りしようなんで別にNJSに拘る必要はありませんがマジモンにはマジモンをということで。
ブレーキ取り付け
さて、公道を走るにはブレーキが必要です。
自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。
(道路交通法第63条の9条1項)
法第六十三条の九第一項 の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。
一 前車輪及び後車輪を制動すること。
二 乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が十キロメートル毎時のとき、制動装置の操作を開始した場所から三メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。
(道路交通法施行規則第9条の3)
上記のように「自転車には前後にブレーキをつけましょう」と道路交通法にしっかりと書いてあります。
しかしこのLOOK、完全に競技用であるためブレーキを付ける穴など当然開いていないわけです。
となるとNJSフレームではおなじみのプレートで挟み込んで取り付けるタイプのブレーキを採用しなければならないのですがここで問題点が浮上。
1.クリアランスの問題
チェーンステイを利用し、BB後方に通常のロード用キャリパーブレーキを付けた場合ケーブル調節アジャスタがついているアームがシートチューブに当たったりするなどし、上手くクリアランスが狭められずホイールが装着できない可能性があった。
2.フレームへ固定する時の問題
後付けブレーキ用プレートの殆どはブレーキ本体のネジをナットで締め、プレートを挟み込んで固定する。しかし、LOOKのチェーンステイは高さが7cmほどあり、この方法ではブレーキ本体のネジが反対側のプレートまで届かない。
こうした制約の中、使用できるピスト用ブレーキを探したところ小倉自転車というところが作成している「ピスト用Vブレーキマウント」を発見しました。
仕様など詳しいことは上の小倉自転車のサイトを。
で、その「ピスト用Vブレーキマウント」をLOOKのチェーンステイに付けるとこんな感じに。
クリアランスもいっぱいいっぱいまで詰められました。
取り付けネジはキャリパーブレーキのようにブレーキ本体のネジを使うのではなく、単体のものを使用するため、M6であれば様々な長さのネジを使うことができます。
今回は確かM6×85mmを使用して取り付けを行いました。
ブレーキケーブルワイヤーの固定は、見ての通りタイラップです。
余りにもお粗末です。
2本だとイマイチ固定ができなかったので後から3本にしました。
(ちなみに、フロントへのブレーキ取り付けは最初から諦めています。KG用Sサイズのロード用フォークが手に入れば付けれるでしょうけど)
実際に公道を走ってみて
そもそもピストに乗るのが初めてなのですが、ピストの漕ぎ出しが意外と軽いということに感動しました。
ロードのギア比2.75って意外と漕ぎ出し重い気がした気がしますけどピストは全然そんなことないですね。
ブレーキの方は、自分の取り回しの下手さ+ブレーキ面がないリム+片方しか無い事からかイマイチ不安。
ブレーキ本体(FOURIERS)(ちなみにメチャクチャ高い)自体はGIANTのプロチームが使うほど優秀なものらしいですが…。
ブレーキ面があるリムを使用したり、取り回しを改善すれば不安感は消えるかも。
まあ一応減速&止まれるのでOKとしましょう。
フレームは…硬いのかな?
鈍感な上街乗り散歩レベルだとイマイチわかりません。
あと見た目重視なポジションを出したのでとにかくキツかったです。
ステムを上げればもうちょっと楽になりそうですが見た目が…。
後日談
さてこのLOOK KG396。
実は組んで2日後には全バラ、某フリマサイトにて売却しました。
走行距離はなんと3km。
売った理由は「ピストバイク、普通に怖い」という情けない事と「元々あったクラックが悪化した」ということです。
ピストバイク、僕は多分これ慣れることできないでしょうね…。
家の周りで練習した後、最寄り駅に向かって走ったのですが砂の浮いたコーナーで足を止めてしまい、足がペダルから外れ投げ出されるのは回避したもののそのままコントロール不能に。
ブレーキのお陰でなんとか止まれましたが、僕の中で「ピスト=怖い・乗りたくない」という図式が情けないことにできあがってしまいました。
もう一つの理由であるクラック。
もともとフォークの付け根にクラックが入っており(だからメチャクチャ安かった)多分大丈夫だろうという思いで購入しました。
しかし、試走し家に帰ってみると「なんかメチャクチャ悪化してね?」「これもう乗るの無理だ」状態に陥り、そのままもう売却へ。
ただでさえニートなのに半分ゴミを買って若干後悔してますが、LOOK KG396の公道仕様という面白いもの組めた満足感と""ホンモノ ""を所有できたという喜びは得られたと思います。